4号機

会社案内

ごあいさつ

代表取締役:須藤勝利

「息子が農業を継ぎたいというけれども、『儲からないから』と私のほうから断っているんだ」 ある農家さんの一言です。 そしてこの言葉が、私が起業するきっかけの一言となりました。 それまでの私は、後継者が農業を継ぐのを拒んでいるために、農業の後継者問題が深刻化しているものだとばかり考えていました。

しかし、実態は、日本一の生産量を誇るごぼうが「太すぎる」「長すぎる」といったいわゆる流通に乗ることが難しい規格外ごぼうとして、毎年その全体収量の2~3割ほどが廃棄されており、そういったことが農家さんの収入の不安定を生みだしている現状を知りました。

農家写真

親の仕事を継ぎたいという後継者であるべき方々への想いや、安全安心な農産物を作り続けてきた農家さんたちを応援したい。その想いで、私自身が大好きであったお茶への加工商品化に取り組み、そして平成23年4月の起業へとつながりました。

起業するにあたり、それまで私自身が感じていた地域への課題解決にも取り組むことを決めました。 社会には一人では解決することが困難な様々な課題が存在します。

ごぼう茶写真

私どもが現在、青森ごぼう茶の製造販売を通じて取り組んでいるコミュニティフェアトレードは、農家だけでなく、中心商店街・障がい者や若年者、子育てしながら働く主婦といった、それぞれが社会や経済等に課題があるもの同士が商品を通じて、それぞれの課題解決につなげています。 農家さんであれば、廃棄ごぼうを適正な価格で仕入れることでの収入安定。 たとえば、就労機会の少ない、障がい者や若年者、子育て中の主婦であれば、製造や販売に携わることでの就労機会の拡大。 たとえば、中心商店街であれば、街に働く人が増えることで、そこに関わる人が増えるだけでなく、それをターゲットとした商店(サービス)が生まれることでの活性化。

そうやって地域課題の解決に取り組み続けて3年目の現在に、前述の農家さんから言っていただいた言葉です。 「人の少なくなっている商店街で、私たち農家のためだといって、若い人や障がい者の人たちが頑張ってごぼう茶を作っているのを見ると、私たちの代で農家を終わらせることはできない。 後継者にバトンタッチしていき未来に美味しいごぼうを作り続けるからね。」

より良い社会を次世代につないでいく。 私たちは先人がつないできたこの素晴らしい地域をさらにより良い社会にし、つなげていたきたいと考えております。 そして、その行動を続けていくことで、100年後、1000年後も その時代の地域の課題に真剣に取り組む企業でありたいと考えております。


株式会社 Growth 代表取締役 須藤 勝利



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